資産の棚卸し

以前のブログでもお伝えしましたが相続対策には「分割」「納税」「節税」という3つの大きな柱があります。しかし、そもそもご自身の資産を把握しなければ、どのような対策が必要かもわかりません。そのため、ご自身の資産内容を調べ、その全体像を把握すること、いわゆる「資産の棚卸し」が相続対策の第一歩となります。


ご自身の資産把握

 まずは現金預金や有価証券・不動産・生命保険など、どのような資産があるか確認しましょう。金融資産についてはある程度把握している方が多いと思いますが、不動産に関しては先祖代々の土地がさまざまな場所にあってよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。その場合は、毎年自治体から届く固定資産税の納付通知書を確認します。ただ通知には課税対象となっている不動産しか記載されていない場合もあるため、自治体が所有者ごとに全不動産情報をまとめた「名寄帳」を確認することをお勧めいたします。複数の地域に不動産をお持ちの方は自治体ごとに名寄帳を取得する必要がありますが、ご自身の所有不動産の全容を明らかにするのに有効です。さらに各不動産の査定を実施し、相場観をつかんでおくとベストです。納税や分割を考える際の確かな材料となります。
 また、プラスの財産だけではなく、借入金や連帯保証人の債務などマイナスの資産も把握することが大切です。そのうえで、次世代の方たちの負担にならないよう、可能な限り返済・整理しておきましょう。

相続税の試算

 ご自身の資産の全体像を把握したら、次に行いたいのが相続税の試算です。顧問税理士に依頼するのが最もスムーズですが、国税庁のホームページにある「相続税の申告要否判定コーナー」を利用すると相続税額の目安を確認することができます。また、税理士に依頼する際は、配偶者控除や小規模宅地等の特例など、相続税の負担軽減につながる制度が適用できるかも併せて確認してもらいましょう。




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